◆例年、防災の日である9月1日には全国各地で大規模な訓練が行われてきたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で様相が異なった。感染拡大を危惧して訓練の規模を縮小、中止した自治体もあった
◆しかし、コロナ禍の今だからこそ、災害対策と感染症対策を一体化させて訓練できるのではないか。バーチャルであっても事前に両方の対応を経験できる貴重な機会だと思う
◆何度も経験してきたが、恐れるべき事態の一つに、災害時に発生するデマや不確実情報による国民のパニックがある。よく利用する最寄り駅前にあるドラッグストアの入口には「今日もうがい薬はありません」と張り紙されている。実際に店内に入って確認すると、棚は空っぽである。あのパニック買いから随分と時間が経ったが、一部地区ではこれが現状だ
◆ドラッグストアは、薬はもちろん、生活必需品を地域住民へ安定的に供給する役割を担っている。この機能が崩壊しないよう住民自らも買い占めを自粛する必要を自覚し、行動することが求められる。
災害対策と感染症対策
2020年09月14日 (月)
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