
日本薬剤師会の都道府県会長協議会が9日、札幌市内で開かれた。改正医薬品医療機器等法で12月中旬に公布、来年8月施行予定の「専門医療機関連携薬局」で定められた「学会が認定した専門性が高い薬剤師の配置」の要件をめぐり、一部の県薬会長からは「地方の保険薬局にとっては認定取得のハードルが高い」との意見が挙がった。今後、地方でも専門薬剤師の研修が受けられる仕組みを検討し、認定者を増やしていきたい考え。
改正薬機法で新たに導入される専門医療機関連携薬局は、「学会が認定した専門性が高い薬剤師の配置」が要件とされている。日薬は、日本医療薬学会の薬局薬剤師を対象とした「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」の認定制度を過渡的措置として活用し、癌などの専門的な薬学管理に対応できる薬剤師の養成に取り組んでいる。日薬では要件を満たした薬剤師を認定し、来年から5年間の研修を開始する計画だ。
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