塩野義製薬は13日、都内で開いた事業説明会で、中国最大の総合保険グループ中国平安保険と合弁で設立した「平安塩野義」の展望について、2024年度に計700億円以上の売上高を目指す方針を明らかにした。中国平安保険グループが持つオンライン診療プラットフォームを活用して、自社製造の高品質な後発品や一般用医薬品を販売するほか、新薬の開発や販売も行う。これら事業で足元の売上と利益を着実に確保しつつ、合弁会社設立の狙いである患者を層別化した治療プラットフォームの提供や新薬・治療アプリの開発などを進める計画だ。
両社は8月に、出資金の51%を塩野義、49%を平安が拠出して「平安塩野義有限公司」(本社:上海市)と「平安塩野義(香港)有限公司」(本社:香港)の2社を設立。アジア各国での一般用医薬品の展開に向けて、香港の合弁会社にはシオノギヘルスケアの全株式を譲渡した。
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