日本学術会議は1日の総会で、副会長に慶應義塾大学薬学部薬学科特任教授の望月眞弓氏を指名した。今回の総会では、同会議の活動や役割などを社会に広く伝え、対話を進めていく必要から、幹事会のもとに▽学協会・会員・連携会員との対話WG▽社会との対話WG――の二つを設置することを決定。望月氏は、組織運営と科学者間の連携担当として、学協会・会員・連携会員との対話WGを担当する。
同会議は、わが国の人文・社会科学、生命科学、理学・工学の全分野の約87万人の科学者を代表する機関。210人の会員と約2000人の連携会員で構成され、政府に対する政策提言や国際的な活動、科学者間ネットワークの構築、科学の役割についての世論啓発を行っている。