新型コロナウイルス感染症の影響で休止中だった日本病院薬剤師会の研修会が徐々に再開している状況が、「都道府県病院薬剤師会の活動状況報告」で明らかになった。約7割の都道府県で研修会を再開しており、今後再開予定を含めると9割以上に上った。都市部ではウェブと集合型研修のハイブリッド形式で実施される一方、感染者数の少ない地方では集合型研修が行われている実態にあり、研修単位シールの配布などを含め、ウェブ研修の環境整備が今後の課題となりそうだ。
17日にウェブ上で開催された地方連絡協議会で報告された「都道府県病院薬剤師会の活動状況報告」によると、全都道府県が研修会の開催で新型コロナウイルス感染症による影響があったと回答した。新型コロナウイルス感染症の第1波の時期に、ほぼ全ての研修会が中止となったものの、緊急事態宣言が解除された6月以降に徐々に再開されており、現在は「全面的に再開」が12.8%、「一部再開」が29%、「今後再開の予定」が21.3%、「休止中」は4.3%となった。
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