中央社会保険医療協議会薬価専門部会は25日、中間年改定のあり方をめぐって日本製薬団体連合会など業界団体から意見を聞いた。日薬連の手代木功会長は、「新型コロナウイルス感染症の対応下という極めて特殊な状況で薬価調査が実施されたことや医療機関、薬局への影響を勘案し、来年の薬価改定は慎重に検討すべき」と主張。米国研究製薬工業協会(PhRMA)、欧州製薬団体連合会(EFPIAジャパン)からは毎年薬価改定で研究開発への影響を懸念する声が相次いだ。
この日の部会では、日薬連、PhRMA、EFPIAジャパンからヒアリングを行った。日本医薬品卸売業連合会は、地域医療機能推進機構における医薬品納入の入札に関し、独占禁止法違反の疑いで東京地検特捜部や公正取引委員会から医薬品卸が捜索を受けたことから、意見陳述を欠席した。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。