IQVIAは24日、2025年までの国内医療用医薬品市場は緩やかなマイナス成長が続き、25年度は10.4~10.6兆円となる見通しを発表した。21年度以降の自律成長は4~5%の水準を確保するものの、毎年薬価改定の影響で相殺されると予測。ただ、新薬を含めた特許品市場は二桁成長が期待でき、市場全体がマイナス成長の中で大きな成長力があると見通した。新型コロナウイルス感染症の影響は、20年度に1500~1700億円のマイナスを見込み、来年度以降は影響が小さくなると予測した。
同社が開いたセミナーで、25年までの国内医療用医薬品市場の展望と新型コロナウイルス感染症の影響を9月時点のデータをもとに予測したもの。国内医療用医薬品市場については、今後5年でマイナス0.9~0.1%の緩やかなマイナス成長が続き、25年度には10.4~10.6兆円になると予測した。20年度の市場見通しである10.6~10.8兆円から2000億円程度の縮小となる見通しである。
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