厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部は4日付で、「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」第4版を公表した。国内で医師主導治験等が行われている薬剤として、抗寄生虫薬のイベルメクチンなど3品目を追記。治療薬として承認済みのレムデシビルに関する記載内容の更新なども行った。
薬物療法に関する項目では、記載する薬剤について、厚労省が公表している「新型コロナ感染症に対する治療薬およびその候補」と揃えた。具体的には、「その他の薬剤例」として、血管拡張性ペプチドのアドレノメデュリン、抗寄生虫薬のイベルメクチン、関節リウマチ治療薬のバリシチニブを追記し、国内で医師主導治験などが行われているとした。新型コロナウイルスの感染から回復した人から血漿を採取し、患者に投与する回復者血漿療法が8月に米国で承認されたことなども記載した。
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