日本病院薬剤師会は近く、タスク・シフティングの先進的な事例を公開する。厚生労働省の補助金を得て昨年11月から全国の医療機関を対象に事例収集を開始した。収集事例をデータベース化して今年春頃をメドに公開するほか、収集した事例の中から先進的な好事例を抽出し、ウェブサイトやセミナーで会員に伝える計画だ。従来は医師等が手がけてきた業務を病院薬剤師が受け持つタスク・シフティングが全国の医療機関で実施されるよう事例周知等の事業を通じて後押しする。
日病薬は今年度、タスク・シフティング推進事業特別委員会を設置。眞野成康氏(東北大学病院教授・薬剤部長)が委員長に就き、▽タスク・シフティング取り組み事例の収集▽現状把握のための全国調査▽好事例周知のためのセミナー開催――に取り組んでいる。
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