阪大微生物病研究会は15日、日本脳炎ワクチン「ジェービックV」について、4月以降当面の間、販売会社への製品出荷を停止すると発表した。原液製造の工程で設備内に微生物が発生し、設備の不具合を修繕するために約1カ月間、原液製造を停止したことが主な要因。原液製造は昨年12月から再開しており、製品の出荷再開は今年12月頃になる見通し。
ジェービックをめぐっては、細胞でウイルスを増殖させた原液から、不活化や凍結乾燥等の工程を経て製品として出荷するまでに約1年の期間を要する。今年春頃の出荷を予定していた製品の製造に用いる原液が影響を受けたほか、原液製造を一時停止したことで、4月から11月頃までの間、製品を出荷できない事態になった。
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