◆人工知能(AI)による感染症流行地域の予報をもとに感染を予防する生活様式が近い将来確立されるかもしれない。慶應義塾大学の宮田裕章教授らは、新型コロナウイルスの感染状況を地域別に推測するシステムを「警戒マップ」として神奈川県で公開。日立社会情報サービスも感染症予報システムを開発した。グーグルクラウドも、米国で展開している新型コロナ感染予測の日本版を提供している
◆予報で流行するとされた地域に近寄らないか、予防対策をさらに徹底することで、感染拡大の抑制につながるだろう。衛生商材などを扱う企業の販売戦略にも予報の活用が期待されている
◆一方で、予報システムの精度をどう評価するかが課題となりそうだ。予報で人々の行動変容が促され流行が抑えられた場合、予報は外れる。その結果、予報の精度が問われる
◆流行の予報は的中しない方が社会全体にとっては望ましい。予報が外れたからと落胆するのではなく、行動変容につながったという実績で予報システムが評価されてほしい。
AI予報システムの評価は
2021年01月27日 (水)
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