◆理想のドラッグストアとは何だろうか。生活の豊かさを提供し、消費者が競合店を通り越して来店したくなる、立地の影響を受けない店舗が理想像の一つだろう
◆自身の生活の中でも、近所のドラッグストアを頻繁に利用している。小売店の中で最も家から近く、品揃えが豊富だからだ。不満はないが、もし家の隣にスーパーができたら、ほとんど行かなくなるだろう。やはり立地は競争力の大きな要素だ
◆どうすれば立地の壁を乗り越えられるのか。「人口減少社会で顧客を囲い込むためには、心の満足の実現が必要」と、ある企業の担当者から聞いた。他店舗で得られない豊かさを知った顧客は再び来店してくれるという。その企業では、PB商品の開発時に驚きや発見を体感できる工夫を大切にしている。将来のファンづくりを重視しているそうだ
◆立地や価格は重要な要素の一つだが、人の心の動きにまで目を向けないと消費者は離れやすくなる。今後の社会で生き残るのは、顧客の心の豊かさの実現に挑戦する人や企業ではないか。
立地から「心の満足」へ
2021年01月29日 (金)
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