ドラッグストアMD研究会が開催したウェブ講演会「DMS新春政策セミナー」で石田岳彦会長(ウエルシア薬局副社長)は、ドラッグストアをめぐる状況に言及。「新型コロナウイルス感染症により、顧客の購買行動、各社での働き方や皆さんの生活様式が大きく変わった。今までの矛盾や課題が一気に噴出しており、将来の予測も困難な時代となった。前年比で物事を考えることが無意味になっている」との考えを示した。
石田氏は、コロナ禍で消費者の購買行動が変化した事例として、昨年1月下旬から急激に需要が拡大したマスクの売れ行きについて言及。これまでは前年比でマスクの売上が伸びていたが、先月最終週の売上は、昨年の約50%にとどまった状況に触れ、「過去や現在に執着してはいけないという意味であり、スピード感を持った臨機応変な対応が必要になったと感じている」と語った。
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