大日本住友製薬は9日、結腸直腸癌を対象に開発を進める経口抗癌剤「ナパブカシン」の第III相試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。今後、試験結果の詳細を解析し、開発計画の見直しを進める。現時点では開発中止に至っていないという。
前治療歴のある進行性の結腸直腸癌患者1253人を対象に、日米で第III相試験を実施。ナパブカシンと標準治療のFOLFIRI療法の併用投与群は、FOLFIRI単独投与群に対して、全生存期間の延長などを示さなかった。
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