◆最近、日本薬剤師会の児玉孝会長が様々な場で“オール薬剤師”発言を繰り返している。「薬剤師に開局も病院もない」という趣旨だが、センシティブな問題でもあり、この発言がいろいろと相手方となる日本病院薬剤師会を刺激している
◆堀内龍也日病薬会長は理事会の見解として「薬剤師は一つである。それはその通り。病院薬剤師、開局薬剤師、そのほか様々な職種の薬剤師が、いろいろなことに力を合わせるのは大切なことだ。しかし、“組織論”と“力を合わせる”ということは別の話」と牽制球を放った
◆10月6日に開かれた日薬と日病薬の会長・副会長の会談でも、児玉日薬会長はこの問題について取り上げるといいながら、実際に取り上げることはなかったという
◆児玉氏は会長選で、薬剤師会組織を根本的に見直し、全ての職種の薬剤師が加入を希望する日薬を目指すことを掲げている。これが日薬と日病薬の統合という憶測を呼んでいるのかもしれない
◆ところで、統合化の問題はそもそも日薬から言い出すことなのか、日病薬から言い出すことなのか。ただ50年前に出ていったのは日病薬である。
“オール薬剤師”
2008年11月12日 (水)
‐AD‐
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿