慶應義塾大学医学部、滋賀医科大学、理化学研究所などの共同研究グループは18日、新型コロナウイルスを不活化する能力を持つ中和抗体の取得に成功したと発表した。研究成果を踏まえ、慶大医学部は17日付で田辺三菱製薬と共同研究契約を締結。国産抗体製剤の早期実用化を目指す。
研究グループは、同感染症から回復した患者のうち高い中和抗体を持つ患者の血液から、細胞侵入に重要な役割を果たすウイルス表面のスパイク蛋白質に対する抗体を作っている免疫細胞を採取。細胞が作る抗体の遺伝子配列を特定し、配列に基づいて人工的に抗体を作製した。
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