田辺三菱製薬は3日、2021年を初年度とする5年間の中期経営計画を発表した。具体的な数値目標は開示していないが、国内売上高3000億円を維持しつつ、グローバルで新薬を上市し、米国市場を主軸に海外で売上を伸ばしたい考え。中長期的な成長戦略として、最適な患者層へ治療満足度の高い薬剤を提供するプレシジョンメディシンと、治療薬を起点に予防から予後まで幅広く患者を支援するアラウンドピルソリューションに注力する。中枢神経や免疫炎症疾患、ワクチンなど特定の領域に集中することで、競争優位性を確保する方針を示した。
同社は、10年後の社会のあり方を踏まえて新たにミッションやビジョンを策定。実現に向けた前半5年間の具体的な経営計画をまとめた。
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