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【日本薬学会第141年会】銅イオン:疾患との関連、その検出と制御

2021年03月19日 (金)

シンポジウムの概要

オーガナイザー
 樋口恒彦(名市大院薬)
 米田誠治(鈴鹿医療大薬)

 銅は、貨幣や電線などで日常的に接している身近な金属であり、鉄と共に主要な遷移金属の一つである。本元素は、動植物に必須の微量元素であり、生体内では多くの酵素の活性中⼼やシグナルとして、様々な役割を担って機能している。

 一方、銅が神経変性疾患や癌などの疾患との関連を示す研究報告が相次いでいる。銅イオン自身は、鉄2価イオンと同様に、過酸化水素から活性酸素種を生成するため、酸化ストレスとの関連が議論されている。

 そこで本シンポジウムでは、複数の視点で銅を取り上げることで、今後の銅に関連する研究の一助としたいと考えた。

 まず、銅の化学特性に始まって、発癌との関連および銅の動態を制御する分子に関する概説を行い、次に銅の動態を観測するための銅イオンの蛍光プローブを紹介する。さらに、銅の誘発する神経細胞傷害に関する知見・話題をご提供いただく。

 以上より、今後の銅の関わる創薬・生命科学への展開を見据えて議論したい。

 (樋口恒彦



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