日本新薬は16日、中井亨取締役国際事業担当兼国際事業本部長を社長に昇格させる人事を発表した。6月下旬開催予定の株主総会や取締役会で正式に決定する。
中井氏は1971年12月生まれの49歳。95年3月に神戸商科大学商経学部を卒業し、同年4月に日本新薬入社。16年4月に事業企画部長、18年4月に経営企画担当付(NS Pharma)、19年4月に国際事業統括部長兼国際事業統括部付(NS Pharma)を歴任し、19年6月に現在のポストに就いた。
前川重信社長は代表権のある会長に就任する予定。07年の社長就任以降、約14年間同社の業績拡大を牽引してきたが、68歳を迎え、核酸医薬を主軸とする海外事業の拡大など、さらなる成長を後任に託すことになった。
このほか、新任取締役候補者として、高垣和史執行役員研究開発本部創薬研究所長、石沢整執行役員営業本部大阪支店長、木村ひとみ信頼性保証統括部長(総括製造販売責任者)、小林柚香里アマンダライフコンサルティング合同会社代表が内定した。
松浦明、齋藤均、小林健郎、坂田均の各氏は取締役を退任する予定。