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モスインスティテュート、ジー・エフグループ、日本アジアグループの3社が来年2月に合併

2008年12月01日 (月)

 モスインスティテュート(MOSS)とジー・エフグループ(GFG)、フィナンシャルサービス事業等を展開する日本アジアグループ(JAG)の3社は11月27日、2009年2月20日付で合併する契約を締結した。テレマーケティング事業を手がけるGFGを存続会社とし、JAGとモスを消滅会社とする持株会社同士の吸収合併となる。合併会社は、新「日本アジアグループ」の名称で再出発し、東証マザーズでの上場を維持。モスのCRO事業を展開する「モス・イーソリューション」などの傘下企業は、当面は合併会社の子会社として事業を継続する。

 モスインスティテュートは、CROの「モス・イーソリューション」、SMOの「コスメックス」などの臨床試験事業、GFGはテレマーケティング事業、JAGはファイナンシャルサービス事業を中心に展開する企業を傘下に収める持株会社。これまでも3社は、役員の人事交流、株式の保有などによって、各グループの事業収益の改善を検討してきたが、経営環境が厳しさを増す中、経営基盤の安定化を急ぐためには、リソースの共有化と効率化が不可欠と判断した。

 その結果、JAGとモスは解散することになり、来年2月16日付でそれぞれジャスダック、ヘラクレスでの上場廃止となる予定だ。

 今回、GFGを存続会社としたのは、3社グループ内で唯一のマーケティング支援事業を手がける企業であるためで、合併会社ではマーケティング事業を中心に据え、これをグループ内で有効活用することによって3社の事業領域をさらに拡大したい考え。

 合併後は、JAGのファイナンシャルサービス事業を中心に、傘下企業のリソースをグループ全体で共有・活用し、GFGとモスの財務・事業基盤を強化すると共に、経営の効率化を図る方針だ。

 持株会社の合併新会社は、GFGを存続会社とするものの、商号名は「日本アジアグループ」とし、東証マザーズでの上場を維持する。2月20日以降、モスの傘下でCRO事業を展開している「モス・イーソリューション」などは、日本アジアグループの子会社として事業を継続することになる。

 ただ、モスによると、合併後のグループ戦略については未定であり、マーケティング事業を中心にした事業再編の可能性もあるという。



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