◆今年度は、デジタルセラピューティクス(DTx)の幕開けになるだろうか。医師が処方するニコチン依存症治療アプリの禁煙外来での導入が進み、後続製品の開発競争も激化している。既存の薬物療法との併用によるシナジーや医療費削減効果などに期待が集まる
◆一方、まだ可視化されていない問題として、患者がDTxを確実に使いこなせるのかという懸念が残る。アプリをダウンロードして、スマホの画面で入力するという行為も、高齢者や難病患者には骨の折れる作業になる
◆デジタル製品に共通することだが、バージョンアップが進めば進むほど扱う手順が煩雑になり、扱えなくなる人も多くなる。継続的な使用も求められるため、患者がDTxを確実かつ長期的に使用するためのサポートが必要になるだろう
◆そこは、やはり薬局、特に8月から認定制度が導入される地域連携薬局における対人業務に期待したい。アプリの使い方を理解できなかった場合、医師の説明だけではなく、薬局の薬剤師を頼りたいと思うはずである。
DTx、使用サポートで薬局薬剤師の活躍に期待
2021年04月19日 (月)
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