新型コロナウイルス感染症ワクチンの開発を進めている国内製薬企業とベンチャーの2社が、変異株に対応可能なワクチン開発に着手した。アンジェスは、南アフリカ型をベースに通常株にも対応したDNAワクチンを設計。遺伝子組み換え蛋白ワクチンを開発する塩野義製薬も、基礎実験に入る見通しである。
感染症学会で表明
9日に横浜市で開催された日本感染症学会学術講演会で明らかにした。新型コロナウイルスの感染性や重篤性、ワクチン効果に影響を与える変異株が英国や南アフリカ、ブラジルなどで検出され、日本でも変異株の陽性者数が急増している。海外では変異株に対するワクチンの感染予防効果を評価する臨床試験が始まっているが、国内では開発に着手している企業はなかった。
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