東北エリアにドラッグストア等を展開する薬王堂ホールディングスの2021年2月期決算(連結)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響や消費増税の反動減などの要因もあったが、売上高は堅調に推移し、前期比8.3%増の1105億円となった。一方、利益面については、販管費率を低下できたこともあり、営業利益、経常利益、当期純利益とも過去最高を更新。営業利益は27.1%増の50億円、経常利益は23.5%増の53億円、当期純利益は5.4%増の33億円となった。
同社の21年2月期は、既存店売上高がほぼ計画通りに推移した。既存店の客数や1人当たり買上点数に関して、西郷辰弘社長は、動画配信した決算説明会で「新型コロナウイルス感染症関連の影響により、客数が増加し、1人当たり買上点数が減少するという状況が続いていたが、それも一巡して直近では前期に対する反動で客数が減少し、1人当たり買上点数が増加している状況になっている」と説明した。
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