第一三共は11日、東京大学医科学研究所と共同開発した癌治療用ウイルスG47Δ(デルタ)製品「デリタクト注」(一般名:テセルパツレブ)について、悪性神経膠腫の適応症で再生医療等製品として国内承認を取得したと発表した。癌治療用ウイルスの承認は国内初。悪性神経膠腫の適応としては世界初となる。製造については、大規模なウイルス培養技術などのノウハウを持つ総合化学メーカーのデンカが担う。
今回の承認は、条件・期限付き承認のため、同製品の市販後7年以内に使用した患者全例の安全性・有効性の再確認が必要となる。
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