小野薬品は11日、新型コロナウイルス感染症を対象に国内で実施した蛋白分解酵素阻害剤「フオイパン」(一般名:カモスタットメシル)の第III相試験で有効性が認められなかったと発表した。この結果を受け、新型コロナウイルス感染症を対象にした同剤の開発を中止することを決めた。
同剤の第III相試験では、無症状から中等症の新型コロナウイルス感染症患者153人を同剤投与群とプラセボ投与群に分け、1日4回の投与を最大2週間続けて、効果を検証した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。