日本医師会など9医療関係団体は7月29日に都内で記者会見し、新型コロナウイルス感染症の爆発的拡大に対する緊急声明を発出した。全国で1日の感染者数が約1万人を超える中、40歳から64歳までの世代とリスクの高い疾患を有する人へのワクチン接種を推進し、早期に完了させるよう政府に求めた。
今回、緊急声明を行ったのは、日医、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会、日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会、東京都医師会。政府への緊急要請として、▽首都圏をはじめ感染者が急増している地域に対し、早急に緊急事態宣言を発令すること、緊急事態宣言の対象区域を全国とすることについても検討に入ること▽感染収束のメドがつくまで、徹底的かつ集中的にテレワークや直行直帰を推奨すること▽40歳から64歳までとリスクの高い疾患を有する人のワクチン接種を推進し、できるだけ早く完了させること――の3点を求めた。
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