中外製薬は7月26日、低・中分子医薬品の新たな合成原薬製造棟を生産子会社の藤枝工場内に建設すると発表した。高い薬理活性を持つ低・中分子医薬品について、後期開発用の治験薬製造から初期の商用生産まで対応することが狙い。新たな成長戦略で掲げた自社グローバル品の毎年上市に向け、過去最大額となる555億円を投じ、2024年10月の竣工、25年3月の稼働を目指す。
同社は、注力する中分子医薬品をはじめ、製造難易度の高い合成医薬品の創薬研究に取り組んでおり、これらに対応するため、既に藤枝工場では19年から合成原薬製造棟(FJ2)の建設を開始。来年の完成を目指している。
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