中央社会保険医療協議会は4日の総会で、武田薬品の抗うつ薬「トリンテリックス錠」(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)の費用対効果評価に基づく価格調整後薬価を現行薬価から約4%引き下げることを了承した。10mg錠1錠の調整後薬価は現行薬価の168.90円から161.70円、20mg錠1錠は253.40円から242.50円に引き下げる。11月1日から適用される。
同制度は、市場規模が著しく大きいか著しく単価が高い医薬品・医療機器を対象にいったん保険収載した上で価格調整に用いるもの。類似薬効比較方式Iで算定され有用性系加算が適用されているトリンテリックスは、市場規模が100億円以上に該当し、費用対効果評価の対象となった。
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