国立衛研では、毎年一般公開にあわせて公開シンポジウムを行っていましたが、昨年度はコロナ禍の影響で中止しました。
本年度は、未だ予断を許さない感染拡大の状況ではありますが、「新型コロナと戦う国立衛研のレギュラトリーサイエンス」のテーマでオンライン開催いたします。国立衛研は、昨年の新型コロナ感染拡大初期から各部を横断した研究プロジェクトチームを組織し、新型コロナウイルスの感染拡大防止策と医療提供体制の整備や治療薬の開発に資する評価法等の研究に取り組んできました。
本シンポジウムでは、以下の3つの研究プロジェクトの成果を紹介します。
「食品汚染等による新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組み」
「新型コロナウイルス関連検査の信頼性確保に関する取り組み」
「新型コロナウイルス治療薬の開発に資する評価法と情報の発信に関する取り組み」
開催日時
2021年8月27日(金)13:00~17:00
※参加にはインターネット(Webex Meeting)接続が可能なPC、タブレット、スマートフォンが必要です。
※Webex Meetingは8月27日(金)12:30からオープンする予定です。オープン前にミーティングルームに入室された場合、「ロビーで待機中」となりますのでご注意ください。
参加費
無料
開催方法
Web配信:事前申し込み者(定員300名)に対して、当日ライブ配信をおこないます。
※ライブで視聴できない方のために、終了後数週間程度、オンデマンドで配信予定です。その場合も事前の申込みが必要です。
プログラム
1.開催挨拶13:00~
(研究委員会シンポジウム担当)広瀬明彦
2.概要説明13:02~
所長 合田幸広
3.食品汚染等による新型コロナウイルス感染拡大防止に関する取り組み
座長 広瀬明彦
13:15~「生活環境表面特性のコロナウイルスに及ぼす影響評価」衛生微生物部 部長 工藤由起子
13:40~「MALDI-ToF/MSを用いた鼻咽頭ぬぐい液中の新型コロナウイルスの検出法の開発」衛生微生物部 主任研究官 吉成知也
14:05~ 質疑応答(10分)
4.新型コロナウイルス関連検査の信頼性確保に関する取り組み
座長 築茂 由則
14:15~「新型コロナウイルス感染症診断用核酸検査薬の性能評価」遺伝子医薬部 部長 井上貴雄
14:45~「新型コロナウイルスに対する抗体検査キットの性能評価」生物薬品部 部長 石井明子
15:10~ 質疑応答(10分)
15:20~ 休憩(10分)
5.新型コロナウイルス治療薬の開発に資する評価法と情報の発信に関する取り組み
座長 増村健一
15:30~「超臨界流体技術を用いたオンライン分析システムによる吸入剤の簡易迅速分析法の検討」生薬部 室長 内山奈穂子
15:55~「吸入剤の迅速開発に向けた評価法に関する検討」薬品部 部長 伊豆津健一
16:20~「重症化関連バイオマーカーの探索と治療薬・ワクチンの開発状況に関する情報提供」医薬安全科学部 部長 斎藤嘉朗
16:45~ 質疑応答(10分)
6.閉会挨拶16:55~
副所長 本間正充
お申込み方法
下記HPからお申込ください。
http://www.nihs.go.jp/oshirasejoho/symposium/
定員
300名。定員になり次第締切とさせていだきますので予めご了承ください。
お問合せ
国立医薬品食品衛生研究所 総務部 業務課
TEL:044-270-6620