大日本住友製薬は、英子会社のサノビオン・ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ(SPE)の全株式を、英投資会社のインフレクションに譲渡したと発表した。これまでSPEを通じて、欧州で非定型抗精神病薬「ラツーダ」を販売してきたが、市場環境などを踏まえて売却を決断。欧州では自社販売から撤退することとなった。
同社は、欧州におけるラツーダの販売が後発品との競合によって苦戦。米国では売上が年間2000億円規模だが、欧州では約30億円の売り上げにとどまっていた。
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