◆先日「ぼけますから、よろしくお願いします。」というドキュメンタリー映画を観る機会があった。2018年制作の作品で、徐々に進行するアルツハイマー型認知症の母親の姿を実の娘である監督自ら撮影したものだ。演技ではないリアルな描写に大きなインパクトを受けた
◆85歳で認知症と診断された母親と、当時90歳代の父親の二人暮らしの生活。いわば老老介護の様子を映し出している。万人に当てはまるシチュエーションではないが、認知症患者を身内に抱える人にはかなり共感を得られる内容に違いない
◆映画を観ながら、コロナ禍の生活を重ねてみた。映画の撮影はコロナ以前の模様だったが、現在も老老介護という中で、コロナ禍での生活を余儀なくされている人たちもいるだろう。緊急事態宣言の発令など、刻一刻と変化する情報が行き届いているのだろうか
◆これから4年後の25年には、現在の新型コロナウイルス感染者数をはるかに超える700万人以上が認知症患者になるという推計もある。その対策は忘れてはならない。
「ぼけますから、よろしくお願いします。」
2021年09月06日 (月)
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