◆学会のシンポジウムで講演が終わった時に、座長から「何かご質問ございますか」という呼びかけがあって、少しの間の沈黙を経て「なければ私から一つ」。こんなシーンをよく見かける
◆参加者の中には決心がつかないまま質問するタイミングを逃してしまった人もいるのではないか。シンポジウムには気の利いた質問をしないといけないと気負わせてしまう緊張感があるのではないか
◆先日、ウェブ上で開かれたある学会のシンポジウムを聞いた。講演の最中に別の演者がチャットでコメントを投稿してまた別の演者がチャットで応える。「おっしゃる通り」など賛同や共感の意を示すだけのコメントも多くあり、和気あいあいとした雰囲気だ。参加者からの投稿も目立った。質問やコメントのハードルが下がったことで参加者に気負いがなくなったように感じた
◆シンポジウムの目的の一つは議論の活発化。参加者から質問やコメントがないのはもったいないと思う。迷っている人に気負わせすぎない雰囲気を会場全体で協力してつくりあげてほしい。
発言しやすい雰囲気づくりを
2021年09月08日 (水)
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