日医工の2008年11月期決算(連結)は、卸ルートのシェア拡大と共に、病院市場、調剤薬局市場が伸長。テイコクメディックスの子会社化も貢献し、二桁の増収増益となった。
売上高は、32・5%増の428億4100万円と過去最高を達成した。製品別には、昨年7月に追補収載された高血圧治療剤「アムロジピン錠」が低調に推移したものの、高脂血症治療剤「メバン錠」、経口プロスタグランジンE1誘導体製剤「オパプロスモン錠」、アレルギー性疾患治療剤「アレルオフ錠」が順調に売上を伸ばし、増収に貢献した。
販売ルート別では、卸ルートが40・9%増の309億5300万円とシェアを大幅に拡大。売上高に対する構成比が約77%にまで伸長した。また、DPC病院を中心とする病院市場が23・6%増、調剤薬局市場が62・3%増と順調に実績を増やした。
利益面では、大幅な増収を背景に、営業利益が24・1%増の51億7500万円、経常利益が21・7%増の54億4200万円、純利益が31・5%増の34億4200万円と二桁の増益を確保。いずれも過去最高を達成した。
第5次中期経営計画の初年度となる09年11月期は、引き続きジェネリック医薬品の市場拡大を見込み、大幅な増収増益を計画している。
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