日本フォーミュラリ学会は17日、会員限定で約20領域のモデル・フォーミュラリを開示する。国内外のエビデンスに基づき、カルシウム拮抗薬、HMG-CoA還元酵素阻害剤など各領域の推奨薬をまとめたもの。標準的な薬物療法の推進に向けて、全国各地で地域フォーミュラリを策定する時の原案やたたき台として活用してもらいたい考え。このほかモデル・フォーミュラリには今年度内に、安定供給能力の評価結果をもとに、推奨する製薬企業の情報を盛り込む計画だ。
同学会理事長の今井博久氏(東京大学大学院医学系研究科地域医薬システム学講座特任教授)を中心とする研究班が実施した2020年度厚生労働科学特別研究事業の成果を引き継ぎ、学会の中に設けたモデル・フォーミュラリ委員会で約20領域を作成した。
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