厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議は10日、米モデルナ製新型コロナウイルスワクチンで回収対象となった一部ロットを接種後に3人が死亡した問題で、同製品について「安全性に重大な懸念はない」と結論づけた。情報不足等により接種との因果関係を評価できないとした専門家の判定結果を重視したもの。
武田薬品が国内の製造販売を担うモデルナ製品の接種をめぐっては、複数の接種会場から異物混入が報告され、異物が混入していた1ロット、混入は見られなかったが同一の製造ラインだった2ロットを対象に回収が行われている。同様の問題は他のロット、他社製品では確認されていない。
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