大鵬薬品は16日、供給を一時停止していた抗癌剤「アブラキサン」について、11月中旬頃まで市場供給できるメドがついたと発表した。10月中旬頃の欠品が予想されていたが、海外における在庫調整と国内での出荷調整を継続した結果、製品を供給できる見通しとなった。
アブラキサンをめぐっては、提携先の米国製造拠点における定期検査で、予め決められた基準を満たさなかったことから、日本向け輸出が一時中断していた。
これまで同社は、10月中旬以降に欠品となる可能性を公表。出荷調整後、供給を一時停止していたが、今回11月中旬頃まで製品を市場に供給できるメドが立った。
【お詫びと訂正】
記事初出時、「11月中旬までに市場供給」とありましたが、正しくは「11月中旬まで市場供給」の誤りでした。
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