久光製薬は17日、2021~25年度までの5カ年中期経営方針を発表した。ジクロフェナク貼付剤「ジクトルテープ」をドライバーと位置づけ、マイクロニードル技術を活用した化粧品などの製品化も視野に、最終年度となる25年度には年平均成長率5%以上の達成を目指す。同日の説明会で、中冨一榮社長は「貼付剤にこだわらず、さらなる展開としてロコモ関連のアプリや健康食品などの展開も考えていきたい」と述べ、M&Aや提携で積極的に取り込んでいく考えを明らかにした。
同社は、中計策定に当たって、新たな企業使命として「『手当て』の文化を、世界へ」を打ち出した。中冨氏は「これまで貼付剤にこだわりすぎる難点があった」と指摘。国内の毎年薬価改定に警戒感を示し、「貼付剤以外に携わることで企業価値を高められるのではないか」と狙いを語った。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。