ネット販売には慎重意見
厚生労働省の「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」は4日、緊急避妊薬のスイッチOTC化を要望する市民団体のほか、日本薬剤師会、日本産婦人科医会からヒアリングを行った。市民団体は「全ての女性と少女には緊急避妊薬にアクセスする権利がある」と主張したのに対し、日本産婦人科医会は、「現状のままではスイッチOTC化に反対」と回答した産婦人科医が7割弱に上るとのアンケート結果を公表。スイッチOTC化を認める条件として義務教育段階で性教育を充実させる取り組みを挙げた。
緊急避妊薬は、日本では処方箋が必要な医療用医薬品で、保険適用はされず自由診療となる。海外では約90カ国以上が薬局で処方箋の必要がなく薬剤師から購入できる。
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