厚生科学審議会と薬事・食品衛生審議会の合同会議は1日、HPVワクチンの積極的勧奨再開に向けた議論を開始し、「再開を妨げる要素はない」との方向性を示した。勧奨中止から約8年間で蓄積した安全性に関するエビデンスや患者に対する支援体制の充実などを評価。次回会合で厚生労働省が今後の議論の進め方を示す。2013年に積極的勧奨が中止となって停滞していたHPVワクチンの予防接種だが、委員から積極的勧奨の再開に対する異論は出ず、ようやく動き出しそうだ。
厚労省はこの日の合同会議で、再開に向けた課題を▽安全性と有効性の整理▽接種後に生じた症状に苦しむ人に寄り添った支援▽安全性と有効性に関する情報提供――に整理して提示した。
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