順天堂大学のCOIプロジェクト室とスポーツ健康科学研究科の研究グループは、ロコモティブシンドローム(ロコモ)予防のための運動介入研究の結果、血清アルブミンが低負荷レジスタンストレーニングの効果を予測するバイオマーカーになることを明らかにした。これは、同大が取り組んできたロコモの予防・改善策を開発するプロジェクト(COIプロジェクト)の研究成果で、トレーニングの効果を適切に得るためには栄養状態の改善が必要であることを示唆するものといえる。
同大は、2013年度から「生涯自分で動き続けることができる体作り」、すなわち「寝たきりゼロ」を目指し、COIプロジェクトに取り組み、その中で、自体重トレーニングを中心とする低負荷レジスタンストレーニングのプログラムである「ロコモ予防運動プログラム」を開発し、その継続実施により筋量、筋力、身体機能の改善が期待できることを明らかにしてきた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。