東京センタークリニック院長・臨床研究センター長の長嶋浩貴氏は6日、IQVIAが開いたオンラインセミナーで講演し、医療機関への来院に依存しない臨床試験(DCT)の推進に向け、「今の日本の治験環境では、フルDCTよりハイブリッドDCTの方が合理的」と語った。被験者の来院、オンラインでの医師の診察、看護師やCRCによる患者宅訪問の組み合わせを最適化することが成功のカギになると言及。検診車のようなモバイルクリニックで患者宅を訪問するアイデアも提示した。
従来型の臨床試験では、被験者は定期的に医療機関へ出向く必要がある。こうした医療機関中心の臨床試験から脱し、オンライン診療や患者宅訪問、デジタルデバイスの活用によって、被験者の通院負担を軽減するDCTが海外で急速に広がっており、日本でも始まろうとしている。
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