協和キリンは7日、クラスIヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤「エンチノスタット」(KHK2375)の開発を中止すると発表した。導入先の米シンダックス・ファーマシューティカルズがホルモン受容体陽性乳癌を対象に実施中の国際共同第III相試験の結果、エンドポイント未達に終わったことから、治療薬としての確立が難しいと判断した。
エンチノスタットは、エピジェネティクス機構による遺伝子発現を制御する選択的HDAC阻害剤。協和キリンが2014年に、シンダックスから日本と韓国における独占的開発・販売権を導入し、ホルモン受容体陽性乳癌を対象とした国内第II相試験を実施してきた。
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