患者が加入している公的医療保険の資格を確認でき、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにする「オンライン資格確認等システム」がきょう20日から本格運用が開始となる。医療機関や薬局で患者の特定健診等情報や薬剤情報の閲覧が可能となるほか、来年夏には手術、移植、透析、医療機関名といった項目への拡大、2023年1月にはオンライン資格確認等システムを基盤とした電子処方箋の仕組みも構築される予定だ。将来的には訪問診療でのオンライン資格確認も計画している。
オンライン資格確認は、患者はマイナンバーカードで受診でき、医療機関・薬局は患者が加入している医療保険や自己負担限度額など直近の資格確認が行える。今年3月に本格運用を開始する予定だったが、医療機関・薬局の導入準備が進まず、システムの不具合も確認されたため先延ばしとなっていた。
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