沢井製薬は11日、同社第二九州工場(福岡県飯塚市)の敷地内に新たに固形剤棟を建設すると発表した。ジェネリック医薬品(GE薬)業界の品質・供給等の問題による需要増加や今後のGE薬の市場拡大に対応した生産能力の増強が目的。工場の着工から竣工、稼働、出荷開始まで通常工程より8カ月ほど前倒ししたスケジュールで建設する計画で、2024年1月の稼働を目指す。設備投資額は約400億円。
現在、第二九州工場が有する生産能力は25億錠で、新棟稼働の24年にはステップ1として20億錠を追加。さらに、ステップ2の段階では他社や自社新製品開発状況などを踏まえ、10億錠の生産能力を追加する予定。新棟稼働後の同社生産能力は、現在の年間155億錠から約20%増加するという。
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