KMバイオロジクスは、新型コロナウイルス感染症に対する国産不活化ワクチン「KD-414」の国内第II/III相試験をスタートさせた。主に2回接種時の安全性を評価し、来年から免疫原性を評価する実薬対照第III相試験を行う計画。年内には3回目となる追加(ブースター)接種の試験も開始予定だ。25日に都内で記者会見した永里敏秋社長は、「第II/III相試験の結果と合わせ、まず追加接種用だけでも来年春から夏に承認申請したい」と述べ、前倒しで承認を目指す意向を明らかにした。
同社は、不活化ワクチン「KD-414」の国内第I/II相試験で高い安全性が得られたことを受け、22日から第II/III相試験を開始した。18歳以上の健康成人を対象に「KD-414」を2回接種した際の安全性と免疫原性を評価するもので、1回0.5mLずつを2回28日間隔で筋肉内に接種する。
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