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【文科省】現代的教育ニーズ支援プログラム‐薬学から2プロジェクト

2006年08月03日 (木)

 文部科学省は2006年度「現代的教育ニーズ取り組み支援プログラム」の選定結果を公表した。今年度は「地域活性化への貢献」「知的財産関連教育の推進」など六つのテーマに分けて大学等の取り組みを募集し、全部で112件を選定した。薬学分野からは、地域活性化への貢献(地元型)として、共立薬科大学の「超高齢社会に必要な地域密着型薬剤師の養成」、同(広域型)として広島大学の「地域連携薬剤師高度化教育プログラム”新生涯教育システムの構築を目指して」の2プロジェクトが採択された。

 共立薬大の「超高齢社会に必要な地域密着型薬剤師の養成」は、福島紀子教授が担当する。港区の介護施設と連携し、高齢者医療・福祉に薬学的視点を持って貢献できる人材の育成を目指すもので、全国でも類を見ない試みだ。

 同大学附属薬局の薬剤師を含む人的・物的資源を介護施設に投入し、学部学生の介護体験学習とボランティア活動を実施する一方で、介護施設に勤務するコメディカルによる講義をカリキュラムに組み入れる。これらを新しい教育システムとして体系化し、高齢者の医療・福祉に関わる優れた薬剤師を育成しようというもの。

 選定理由としては、「ほとんど全ての高齢者は服薬しており、その高齢者の多い現場に学生を送って薬剤師教育を行うという取り組みは、現代的教育ニーズに叶ったもの」と評価。また、担当者である福島教授についても、社会薬学の論文を多数発表するなど、この分野の見識と経験を十分に持っていること、さらに新たに薬局薬剤師を雇用するするなど、実施のための準備も十分に整っているとしている。

 一方、広島大学の「地域連携薬剤師高度化教育プログラム”新生涯教育システムの構築を目指して」を担当するのは森川則文教授。広島大学病院の「おくすり診療部」で開発したオリジナルソフト(ロールプレイ型外来診療体験ソフト・患者百選)と薬学部の臨床薬学教育コンテンツを利用し、▽インターネットによる自己学習▽各地区でのロールプレイ講習会・講演会▽広島大学でのロールプレイ臨床実習――を組み合わせ、広域地域を対象とした実践深化型教育プログラムを実施する。

 現場の薬剤師が薬学生と共に、外来診療のシナリオに従って患者や医師等を演じ、その役割と立場を踏まえた診療意図を理解する「IT活用多次元ロールプレイ」で、擬似的な臨床体験や実習の機会を提供することにより、高い倫理観と医療技術を修得した21世紀を担う臨床薬剤師の養成を目指す。

 選定理由としては、「ロールプレイ臨床実習、IT利用による自己学習など多彩な試みを通して、地域薬剤師やその他医療人の高度化教育を推進しようとするもので、極めて独創的かつ時宜に適している」と高く評価。各種プログラムを通じて学生の教育内容の高度化のみならず、薬学部教員、学生、地域の現場で活躍する薬剤師、その他医療人との交流が深まり、教育効果もより高まることが期待されるとしている。




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