アンジェスは5日、新型コロナウイルス感染症のDNAワクチンについて、国内第II/III相試験の結果、期待した有効性が得られなかったと発表した。米ファイザーやモデルナなどのmRNAワクチンに比べて十分な予防効果を発揮できなかった格好で、8月から高用量製剤の第I/II相試験を開始しているものの、国内における他社ワクチンの開発状況を考慮すると厳しい状況に追い込まれたと言えそうだ。
同社が公表した健康成人30例を対象とした同ワクチンの第I/II相試験結果では、有効性として液性免疫の誘導は一部被験者で認められたものの、期待する効果は得られなかったとしている。
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