日本医療機能評価機構は、2020年の薬局ヒヤリ・ハット事例をまとめた集計結果を公表した。報告件数は12万9163件と前年の14万4898件から減少した。18年度診療報酬改定における地域支援体制加算の新設などでヒヤリ・ハット事例の報告数が倍増した19年度から減少に転じた。医療機関で発生した処方誤りを薬局で発見した疑義照会関連の事例数も減少したが、ヒヤリ・ハット事例全体に占める割合は80.2%に上昇した。
昨年1年間に報告されたヒヤリ・ハット事例の内訳を見ると、疑義照会関連は10万3611件と前年の11万3144件から減少した。同機構は「今年度も同じ件数で推移するのではないか」との見通しを示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。