米ファイザーは5日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症を対象とした経口プロテアーゼ阻害薬「PF-07321332」と低用量の抗ウイルス薬「リトナビル」を併用するグローバル第II/III相試験の中間解析で、入院していない高リスクの成人新型コロナウイルス感染症患者の入院・死亡リスクが89%減少したと発表した。この結果を受け、同社は米国食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する予定だ。
同剤は、新型コロナウイルスの増殖に欠かせない3CLプロテアーゼを阻害して、ウイルスの増殖を抑える経口治療薬。第II/III相試験は、重篤な疾患に進行する高リスクの入院していない成人新型コロナウイルス感染症患者を対象に、PF-07321332と低用量のリトナビルまたはプラセボを12時間ごとに5日間経口投与し、有効性と安全性を評価するランダム化二重盲検試験として実施された。
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