
厚生労働省は10日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」で、オンライン診療の実施が可能かを判断する「診療前相談」の枠組みを創設し、医師・患者双方がオンラインでの診療が可能と判断してお互いに合意した場合は、かかりつけ医でなくとも初診からオンライン診療を可能とする方向性を示した。構成員から概ね了承が得られたことから、次回の検討会でオンライン診療に関する指針改定の具体的な内容を示したい考えである。
診療前相談は、受診歴がなく、十分な医学的情報も得られていない患者に対し、オンラインでのやり取りを通じて、オンライン診療に必要な患者の医学的情報を得ることで診療の安全性と信頼性を担保することを目的とした枠組み。オンライン診療をめぐっては、安全性や信頼性の観点から、初診からの実施について原則かかりつけ医による実施とされている。
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